産休後のキャリアの描き方

看護師という職業は、女性が9割以上を占めています。
男性看護師の数も少しずつ増えてはいますが、まだまだ女性中心の職場です。
そのため、結婚や出産で仕事を休職し、キャリアアップの道を諦めてしまう方も少なくありません。
せっかく懸命に働いてきたのにも関わらず出世の道を閉ざしてしまうのは、非常に勿体ないことです。

しかし、中には産休を経て、着実にキャリアアップの道を歩んでいる看護師も存在しています。
事実、副院長や看護部長になったベテラン看護師の中には、既婚で複数人の子どもを育ててきた方も決して少なくありません。

産休後に看護師としてキャリアアップを目指すためには、まず始めにプランを明確化することが大事です。
認定看護師などの専門性を極めていくのか、それとも看護部長などの管理職を目指していくのか、事前に決めておきましょう。

また復職する際は、キャリアアップ制度が充実している医療機関を選ぶことも重要です。
医療機関の中には日々の業務が忙しすぎて、研修などのスキルアップの取り組みをほとんど行っていない所もあります。
スキルを磨いてキャリアアップを実現していくためには、体制がしっかりした規模の大きい病院を選ぶと良いでしょう。
また、看護専門学校を卒業しているのであれば、思い切って大学に入学するのも有効な手段です。
大学に入って幅広い分野を学ぶことは、看護師のキャリアアップにおいて有利に働いてくれます。

このように、結婚や出産を経ても看護師として出世する道は複数存在しているので、しっかりとキャリアプランを立てて実行に移しましょう。